Pocket

こちらの記事ではピッチングの極意と故障について解説していきます。

まだPart.1、Part.2、Part.3、Part.4をご覧になっていない方は先にコチラをお読みください。

 

 その他ピッチングの前にボールの投げかたや基本的なフォーム等をご覧になっていない方はコチラからどうぞ。

※ 記事の中は右投げを例として解説しているため、左投げの人は足の向きなど逆にならないように注意してごらんください。

 

 

ピッチングの極意

ピッチングについては様々な考え方があります。

「三振をとる」「打たせてとる」「タイミングをずらす」などたくさんの考えが挙げられますが、全てに共通していることは要は「点をとられないこと」だと思います。

ひと昔前までは160㎞のボールが投げられれば「バットにあたらない」と言われていました。

しかし、現在では日本ハムの大谷翔平選手が165㎞を計測しましたが、「当てられる」のです。

このように野球の技術や育成やトレーニング論は常に進歩していきますが、これから先も筆者は「バットに当たらないボールを投げるのは不可能」だと思っています。

ですので、三振をとるとか打たせないとかではなく、「点をとられないようなピッチング」が大事なのではないでしょうか?

これは小学生でも大学生でも同じ「根本的な野球の考え」だと思っています。

その為には、これまで解説してきたような、投げ方やフォームなどの基本は最も大事であり、さらにトレーニングや食事なども非常に重要になってきます。

「野球は9人でやるスポーツ」とよく言われますが、実際に、ピッチャーでも守備でも攻撃でも、ボールに直接向き合っているのは基本的には一人なのです。

このように考えてみれば野球の根源というのは、相手と戦うことではなく、「ボールをどのように操るか」と言っても面白いかもしれませんね。

昔はゾーン(ストライクゾーン)からゾーン外(ボールゾーン)に投げて、その球をいかに打者に降らせるかというのが主流でしたが、今はメジャーリーグを始め、ゾーンで勝負し、打ち損じを狙う投球が浸透してきています。

どちらの考えも点を取られないためですから、正解ですし間違ってはいません。

 

点を取られないためには

 

点を取られない

⬇︎  (そのためには)  ⬇︎

ある程度の球威とコントロール、変化球を磨く

⬇︎  (そのためには)  ⬇︎

基本的な正しいフォームが必要

⬇︎  (そのためには)  ⬇︎

トレーニングや練習が必要

⬇︎  (そのためには)  ⬇︎

正確な知識が必要

と逆算で考えていけば分かりやすいかと思います。

 

正しいフォームとは

では、正しいフォームとはどのようなフォームかということですが、筆者は「バランスのいいフォーム」が正しいフォームだと思っています。

矛盾しているかもしれませんが、バランスのいいフォームが試合で必ず勝てる、必ず点を取られないわけではありません。

試合は負けることもあれば、勝つこともあるというのは、小学生でもプロ野球選手でも一緒です。

しかし、正しいフォームで投げることができれば、「勝てる確率」「点を取られる確率」というのは確実に減ります。

プロ野球選手や大学生でも、フォームのバランスは良くないのに実際に素晴らしい球を投げる投手もたくさんいますが、それは何かしらの筋肉が常人より強かったり、関節が柔らかかったりしているため小学生には参考になりません。

小学生にはまだまだ 先(将来)があります。

先を見据えて正しいフォームを身につけることは「肩や肘などの故障」から守るためでもあるので、今の結果より先(将来)を見てあげるようにしてください。

 

故障について

ピッチャーの人で故障をする確率が高い部位はやはり肩と肘がダントツです。

実際に筆者も「野球肘」になってしまい、ピッチャーを断念しましたし、チームの仲間が苦しむ姿もたくさん見てきました。

故障した人全てではないですが、結構共通していることがあり、実はそれは「いいボールを投げる人」でした。

おそらく、いいボールを投げてられているからバランスの良いフォームだと自分で認識してそのまま投げ続け、その結果、故障するのではないかと考えました。

 

筆者もMAX148㎞投げており、遠投も120m程投げていたので、投げるボールにはそれなりに自信を持っていました。

フォームも回りからはキレイな投げ方をしていると言われていましたが、結果的に故障をしてしまい、最終的には野球が続けられない状態にまで陥ってしまったのです。

筆者こそまさに、バランスの良いフォームだと自分で勝手に判断し故障してしまったダメなパターンの人です!!

筆者はどうしても150㎞投げたいと思っていたので、大学生になってからピッチングフォームの研究を重ねて毎日勉強していましたが、もう時すでに遅しでした。

バランスの悪いフォームで何年も投げ続けていたので、肘に蓄積されていた何か悪いものが爆発してしまったのでしょう。

 

高校生くらいになってくれば、ある程度は筋肉量も増えるし、体も大きくなるので、人によっては悪いフォームでもいい球を投げることができます。

投げているボールの質しか見ていなかった筆者はその時は正しいフォームについての知識もあまりなかったので、今の子供たちには、声を大にして言いたいです。

 

正しいフォームを身につけて欲しい!!

 

野球が大好きで毎日練習に明け暮れていたのにある日突然「野球ができなくなります」と告げられる絶望感はたまったものではありません。

そういう子供たちを一人でも減らしたい、という思いが強いので本当にこれだけは時間を惜しまず練習していただきたいと思っています。

何度でも言いますが、指導者の方や保護者の方は子供たちの今の結果ではなく、先を見てあげてください。

 

子供たちのためです!!!

 

本当にお願いします!!!

 

最後に

こちらの記事ではピッチングの極意についてと、故障について解説しました。

つまりは何が言いたいのかというと、「正しくバランスの良いフォームで投げれば故障しにくい」ということです。

これだけは絶対に忘れないようにして、子供たちを指導してあげてください。

 

 

Pocket