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ピッチングのコントロール編を解説していきます。

コントロールを良くしたい!どうやったら制球力が上がるのだろうか?と悩んでいる小学生や中学生や高校生、指導者の方などがとても多いかと思います。

ピッチャーには絶対必要な制球力ですが、その基本や方法、考え方、練習法などご紹介しています。

 

ピッチング -フォーム編-をご覧になっていない方は先にコチラをお読みください。

 

 その他ピッチングの前に、ボールの握りや基本的なスローイングについての記事をご覧になっていない方はコチラからどうぞ。

 

※ 記事の中は右投げを例として解説しているため、左投げの人は足の向きなど逆にならないように注意してごらんください。

 

 

コントロールを身につける

ピッチャーにとって最も大事な部分であるコントロールを身につける事について解説していきます。

筆者は小学生〜高校生まで様々な現場に出向いて指導をおこなってきましたが、指導者からの中で一番質問の多かったのが「どうやったらコントロールが良くなりますか?」という質問でした。

筆者の思うコントロールが良いと思う基準は、

 

  • 小学生〜とにかくストライクを取れること!
  • 中学生〜ストライクがとれ、ある程度アウトコースに投げれること!
  • 高校生〜インコースとアウトコースへの投げ分け!
  • 大学生〜高低、コースへの投げ分け!

 

だと思っています。小学生はストライクが入れば十分です。

それでは、どうすればストライクが入るのか?

 

はっきり言いますが、投げなきゃ覚えません!

 

筆者は、子供たちのコントロールが悪い原因は指導者にあると思っています。

 

別記事でも解説している正しいフォームを身につけて、何回も何回も暴投を繰り返して、少しずつ身につくものがコントロールなのです。

指導者の方にお聞きしますが、練習や試合のとき子供たちに「しっかり投げろ」「ストライクを放れ」とうるさく言っていませんか?

子供たちもバカではないので、怒られないようにストライクを投げようと必死に試行錯誤していき、腕の振りを緩めて投げたりしてしまいます。

 

結局それではつまで経ってもコントロールは身につきません。

 

コントロールというのは正しいフォームで投げ続けリリースのポイントや体の使い方を体感で覚えなければなりませんが、怒られることによりメンタルが萎縮してしまい、それが体にまで響いて本来のフォームで投げられなくなるのです。

 

ですから安易にストライクを投げろと絶対に言わないでください。

そんな事は子供たちも分かっているのにストライクが入らないのです。

それを時間を掛けてストライクが入るように教えてあげるのは指導者の仕事です。指導者が怒鳴り散らしたりしているのは「自分では指導できません」と言っているようなもので非常に恥ずかしいことなのです。

 

コントロールを身につけるのは長い時間が掛かる、と指導者が理解していれば、普通の人なら「怒る」という感情が出てこないハズです。

 

指導者の方はまずはしっかり、子供たちと向き合ってあげましょう。

 

練習方法

正しいフォームを身につけただけではコントロールは安定しません。

上記でも言いましたが、正しいフォームにリリースポイントや体の使い方を体感で覚えて初めてうまく投げられるようになります。

ある程度の正しいフォームを身につけた前提として、次のステップに進んでみましょう。

 

リリースポイントをつかむ

まず大事なことはリリースポイントをつかむことです。

別記事の-フォーム編-でも解説しましたが、0〜100の力の使い方が大事であり、その100の力をどの辺りでリリースするのか?というところが非常に重要になってきます。

こればかりは理屈ではなく、たくさん投げて体で覚えるしかないのです。

 

オススメの練習方法をご紹介します。

それは、思い切りワンバウンドしてキャッチボールする練習です。

ポイントは、しっかり腕を振り切ること!加減をして投げないこと!です。

思い切り投げることで「腕を振るという感覚も身につけられ」、「どのポイントで投げればどこでバウンドするな」というのが体感で分かるようになります。

それを繰り返し、ある程度まとまって同じところでバウンドさせれるようになったら、バウンドさせる距離を少しずつ伸ばしていきます。

そして最終的にノーバウンドで投げさせ、感覚を覚えさせるのです。

 

注意すべきところ3点

  1. 必ず相手を使ってキャッチボールさせることと
  2. 距離は10mくらいの短めでやること
  3. 足を上げずに広げたままノーステップで投げること

 

解説

  1. 例えば一人でネットスローをさせるという手段もありますが、それはバウンドしてどこにいくという感覚を子供が掴みにくいため、2人ですることをオススメしてします。
  2. 長めでやるより近めの方が投げやすいからです。
  3. 踏み出す足を固定することで、リリースポイントをより分かりやすくするためです。

 

以上の練習を繰り返せばコントロールは少しずつでも身についてくると思います。

 

最後に

何度も言いますが、ピッチャーにとってストライクを取るというのは一番重要なことです。

3ボール2ストライクの状況で常にストライクを取れるピッチャーが理想なのです。

コースを狙う・低めを狙うというのは、「ド真ん中」に投げられるようになってから挑む次のステップであり、初めからそんなところを狙ったのでは投げられません。

プロ野球選手でも例えば、ドジャースの前田健太選手はピッチング練習で、ストレートも変化球も基本はド真ん中にしか投げないそうです。

   

何故かというと、しっかり指に掛かって投げた球はド真ん中でも中々打たれないからなんです。

ド真ん中が打たれるのではなく、指に掛からずに抜けたようなボールがド真ん中にいくから打たれやすいのです。

プロでも打つ打者で3割ですから、約7割は打てていないということを頭に置いておけばいいのではないでしょうか?

 

他にも、体つくりやストレッチなどのトレーニングも重要になってきます。

それらに関しては別記事でご紹介しますので、もう少しお待ちください。

 

下記に筆者の考えるコントロールの極意をまとめてみました。

指導者の皆さんが、コントロールについての考えが多少なりとも変わり、子供たちにとって良い方向へ向かってくれれば幸いです。

 

コントロールの極意

 

コントロールとは、全てド真ん中のリリースポイントを基本としているため、コースや高低に投げるというのはその基本を応用したものである。

つまり、ど真ん中を投げることがピッチングの本当の基本である!

by 野球小僧

 

〜次章〜

ピッチング 配球と構え(ワインドアップ、セットポジションはどちらがいい?)の記事はコチラへ➡︎ピッチング 配球と構え

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