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正しい投げ方のPart.2です。

まだPart.1をお読みでない方はコチラからお読みください。

正しい投げ方を覚える Part.1

Part.2では、

  • トップの位置
  • グローブを持つ手の使い方

を解説いたします。

 

 

トップの位置

ピッチャーに限らず全てのポジションの選手が投げるときに一番重要なのがこの「トップの位置」です。

 

そもそもトップの位置とはなんなのか?

打つときも投げるときもこのトップの位置という言葉を使いますが、簡単に言うと「ここから始動を始めますよ!」という最初のポイント的な位置のことです。

テークバックなど、多少目をつむることはあっても、このトップの位置だけは絶対に正しい位置になければなりません。

Part.1の記事で最初に紹介したいいピッチャーの共通点(理想の投げ方)の一つがこのトップの位置なのです。

 

それではトップの位置とはどこが正しいのかというと、

テークバックから上がってきたボールを持つ手が頭の後ろ(頭に近い位置)が正しい位置なのです。

百聞は一見に如かずですので画像をごらんください。

 

 

※ 画像はトッププレイヤーの前田健太投手と大谷翔平選手です

 

テークバックから上げた手が頭の後ろに位置しているのが分かりますね。

ここが正しい位置なのです。

厳密に言えば、トップの位置を横から見たときに肘が90度以内の角度でなければなりません。(下参照)

 

 ※ 現マリナーズ(元楽天)の岩隈投手

腕の肘の角度が90度以内になっているのが分かるかと思います。

自分で確認する場合は、両腕を真横に水平にあげ、ボールを持つ方の肘を90度以内に少し折ってくださればトップの位置になります。

弓を引くような状態になるのが分かると思います。

それこそが正しいトップの位置なのです。

このトップの位置次第でこの後の動作がほぼ決まってしまいます。

肘の角度が90度以内ではこの後の動作で腰を回しながら腕を振れますが、90度以上になってしまうと頭をふらないと腕が出てこないのです。

頭をふってしまうということは、目先の視点やリリースポイント、バランスが悪くなってしまうためコントロールがつかないということに繋がります。

何度も繰り返しますが、「トップの位置」だけは絶対に全選手に指導するようにしましょう。

 

グローブを持つ手の使い方

グローブを持つ手の使い方は、まっすぐキャッチャーに向かって出すのが正しいフォームです。

厳密に言えば、テークバックしたあとに、トップの位置に持っていく間にグローブを持つ手を真っ直ぐ出します。(下参照)

 

※ 左は(現ドジャース)前田健太投手、右は(現ヤンキース)田中将大投手

 

上記画像を見ていただければ分かると思いますが、真っ直ぐキャッチャーに向かって伸びていますね。

これが正しいグローブを持つ手の使い方です。

 

それでは、皆さんに聞きたいことがあります。

リリースの瞬間、グローブを持つ手はどうするのがいいと思いますか?

ほとんどの人が「グローブを持つ手を引いた方がいい!」と答えるでしょう。

 

しかし、この認識は間違っているんです。

 

「グローブを持つ手を引いた勢いでボールを投げる」や「引いた力を利用してボールを投げる」という指導をされている方がいるのなら、それは即刻辞めてください!!

 

本当に正しい答えは「グローブを持つ手は止める」ことなんです。

 

「そんな馬鹿な!」、「実際引いてるじゃん!」と思っている方が大勢いることでしょう。

確かに投げるという一連の動作の中で「引く」ことはあります。

しかしそれは、リリースのときではなく、「トップの位置」のときなんです。

上記の画像をご覧ください。

トップの位置の章でも掲載した画像ですが、グローブを持つ手はどこにありますか?トップの位置にあるときには既に引いてあるんです!

自分でボールを投げるときに試してみれば分かると思いますが、トップの位置でグローブを引いても「勢い」や「力」は全く伝わりません。

ましてや、リリースする瞬間にこれ以上グローブを持つ手を引きすぎると、腕がふれない、投た後バランスを崩す、といった状態に陥ります。

グローブを持つ手を引くことを意識しすぎるあまり、肩が開くのが早くなったり、ショルダーファースト(上体が前に突っ込む)になってしまうこともあります。

それを防ぐために、リリースのときはグローブを持つ手を止めるのです。

そうすることにより、バランスが取れ、リリースポイントが安定し、必然的にコントロールが良くなります。

 

最後に注意点です。

プロ野球選手の中には、基本を外した選手もいます。

例えば、グローブを持つ手を止めずに引いている選手は、楽天の則本投手です。

 

 

上記左側はリリース後の画像で、右側はトップの位置の画像です。

グラブの位置が全然違う場所にあるのが分かりますね。

則本選手の場合、これでもフォームが安定し腕がしっかり振りきれていますので問題ないのです。

このように基本とは違ったフォームの選手もたくさんいますが、これはあくまで「特例」です。

少年野球や中学生などは特例ではなく「基本」をしっかり学んで習得して欲しいと思っています。

それは野球を続けていく上で必ずケガ防止や将来に役立ちます。

子供たちは◯◯選手みたいになりたいから、マネしてみようと思ってしまいます。

しかし、上記のような則本選手みたいに、◯◯選手だからこそ出来ているフォームだというパターンは数え切れないほどあります。

個人個人の関節の柔らかさや可動域、筋肉量、体格など、その辺りをしっかり考察したうえで大人の方は指導してあげてください。

 

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