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走塁の基本と重要な意識付けについて解説していきます。

皆さんは走塁と言えば何を思い出しますか?

プロ野球で言えば、「元巨人の鈴木尚広氏」や「元阪神の赤星憲広氏」、高校野球で言えば「健大高崎」などの名前が挙がることでしょう。

走塁技術とはよく言いますが、技術と言っても、走塁というのはセンスや天性の才能など関係なく、意識を高く持ち練習を続ければ誰でも上手になれる技術の一つなのです。

そんな走塁の重要さと実際のデータを見て解説していきます。

 

 

走塁の基本は全力疾走

 

走塁にも様々な事柄がありますが、まず誰でも出来る絶対の基本は「全力疾走」です。

よく巷で耳にする「高校野球は皆んな全力プレーや全力疾走をしているから好き」という話を聞きますが、筆者に言わせればあれは当たり前な事なのです。

これだけは分かってもらいたいのですが、「高校野球らしさ」「子供らしさ」を表現するために全力疾走をするわけではありません。

 

試合に勝ちたい点を取りたい塁に出たい全力疾走する

 

という選手の意識が、自然と周りから見た時に「〜らしさ」という表現を生んでいるのです。

ですから、子供だから、高校野球だから、ではなく「試合に勝ちたければ」という指導と意識付けを徹底する必要があります。

小学生だろうと大学生であろうと関係なく、野球をする全ての人に共通していることです。

 

ですからプロ野球選手も、常に全力疾走をして頂きたいと思っている筆者です…

 

全力疾走をするチームは強い

全力疾走をするチームはやはり強いです。

というより、全国大会などの上まできたチームはどこも全力疾走をしています。

 

筆者は大学野球もよく観戦しており、様々なリーグや大会の試合を見に行きますが、同じ大学野球でもリーグによってある特徴があるのです。

 

その特徴とは、

野球小僧野球小僧

レベルの高いリーグのチームほど、全力疾走をしている。

ということです。

 

そして、これにはしっかりとしたデータの裏付けがあり某スポーツ雑誌でも取り上げられていました。

明治神宮大会・大学の部での、そのデータをご紹介しましょう!

 

全力疾走という定義を目で見た感覚で測るのではなく、しっかりタイムを計りデータ化しています。

ここでは、打者走者のタイム「一塁到達4.3秒未満、二塁到達8.3秒未満、三塁到達11秒未満」という基準でお話しされており、各類到達のタイムクリアを比べてみてください!

※上記のタイムは一般タイムの平均ではなくどちらかと言うと「俊足」と呼ばれる部類のタイムになります。

 

上武大1-0富士大(上武大1人1回、富士大0人)

東海大北海道キャンパス3-2日本文理大(文理3人3回、東海1人1回)

明治大4-1関西大(明治大5人5回、関西大5人5回)

上武大2-1名城大(上武大2人4回、名城大2人4回)

日本大7-0東海大北海道キャンパス(日本大4人7回、東海1人2回)

桜美林大7-1環太平洋大(桜美林大5人7回、環太平洋大3人4回)

準決勝

明治大3-0上武大(上武大3人3回、明治大2人2回)

桜美林大7-4日本大(日本大5人8回、桜美林大3人5回)

決勝

明治大5-2桜美林大(明治大4人5回、桜美林大4人5回)

以上、NumberWebから大学野球終盤戦を数字で分析より。小関順二

 

上記を見ていただければ分かるかと思いますが、各学校、各リーグによってタイムの格差があることが分かるかと思います。

とくに、優勝した明治大学、準優勝の桜美林大学、ベスト4の日本大学、神宮常連の関西大学の4校はよく走っているというのがデータから見えますね。

いずれも全国大会で盤石の実績を積んできた伝統リーグの優勝校ばかりなのです。

つまり、レベルの高いリーグ程よく走っており、レベルの低いリーグ程あまり走っていないということが裏付けられると思います。

 

以上のことからも強いチームは全力疾走を欠かさず、常に前の塁を狙っているという結論に達したのです。

 

どういう意識を持つのか?

なぜ全力疾走しなければならないのか?

どういう意識を持っていた方が良いのか?という疑問が沸きますね。

前述でも述べましたが、「子供らしさ」という理由ではありません。

外野フライでも内野フライでも野手がボールを捕球するのを確認するまで、打者走者は全力で走らなければなりません。

何故なら、野手がボールを落としてしまうかもしれない、その時に一つでも先の塁へ到達できるように全力で走らなければなりません。

他にも内野ゴロでは、野手がエラーや送球ミス、ファーストの捕球ミスなど様々な出塁の要因があります。

しかも全力で走ることにより、相手野手にもプレッシャーを掛けることができるので、エラーを誘発することができるかもしれません。

 

こういった理由があるため、しっかりと全力疾走という意識を持ってやらなければならないのです。

常日頃の練習から全力疾走していれば、それが走る練習にもなり、筋力や瞬発力などの「」もプラスでつき一石二鳥です。

 

指導する際は、ただ全力で走れと言うだけでなく、以上のことも説明し理解させた方が子供たちも意識的に走るようになると思います。

 

まとめ

走塁には技術的な面でベースランニングという練習があります。

しかし、ベースランニングがいかに上手に出来ても、全力疾走を疎かにしている人は決して「走塁が上手い」とは言えないと思います。

勝ちたい!と思えば、「自分が塁に出なきゃ」と思い、走るようになるでしょう。

指導者の方は、技術がうんぬんの前に、そこの意識付けをしっかりさせるようにすれば、子供たちの成長はより早くなると思います。

 

 

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