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2017年WBC本戦直前の壮行試合、日本 vs 台湾の試合結果と内容を詳しくご紹介していきます。

3月7日から始まる、1次ラウンド本戦に向けた貴重な実践でありながら、前回の強化合宿中に行われたオープニングセレモニー(練習試合)のソフトバンクホークス戦では4安打完封に封じ込められ、課題の多い内容でした。

 

1次ラウンドの初戦である vsキューバの先発は石川歩投手2番手は則本昴大投手が既に発表されています。

2次ラウンド進出への重要な試合がキューバ戦になると予想されているため、この2投手は非常に内容が問われる試合になります。

対する台湾は、WBC出場こそならなかったものの(予選敗退)、台湾のプロリーグから選抜メンバーを揃え、油断のできない相手です。

 

それでは、試合内容と各選手の成績を振り返りながら解説していきます。

 

2017年WBC各国代表詳細はコチラ

 

2017年WBC大会日程と放送のまとめ

 

2017年WBC侍JAPAN試合結果と内容

 

 

試合結果

2017年2月28日(火曜日)

場所:福岡ヤフオクドーム

日本代表 vs 台湾選抜

先発投手=14 則本 昴大(東北楽天ゴールデンイーグルス)

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
台湾 1 0 2 1 3 1 0 0 0 8 17 1
日本 1 0 1 0 0 0 3 0 0 5 9 0

 

打者成績

  1. <DH> 山田哲人(4打数1安打)
  2. <二塁> 菊池涼介(4打数3安打2打点)
  3. <遊撃> 坂本勇人(5打数0安打1打点)
  4. <左翼> 筒香嘉智(4打数1安打1打点)
  5. <一塁> 中田  翔(3打数1安打)
  6. <右翼> 平田良介(5打数1安打)
  7. <三塁> 松田宣浩(4打数1安打)
  8. <捕手> 大野奨太(2打数0安打)
  9. <中堅> 秋山翔吾(3打数1安打1打点)

 

途中、大野に変わり代打内川で(1打数0安打)、その内川に変わり捕手に小林が入る。

前回の練習試合に比べて、安打は9本と増えたものの、三振はそれを上回る10個奪われている。

前試合に続き、菊池が3安打4出塁と暴れるものの、後ろのクリーンナップ3人で11打数2安打と得点力に掛けていた。

全体的に侍JAPANの打者たちは、ムービング系の変化球、ツーシームなどに苦戦しており、国際大会特有の外のストライクゾーンの広さにも対応できていない選手が見られた。

 

投手成績

  1. 則本 昴大 3回54球6安打5三振0四死3失点
  2. 牧田 和久 2回36球6安打1三振1四死4失点
  3. 増井 浩俊 1回26球2安打2三振1四死1失点
  4. 宮西 尚生 1回16球0安打3三振0四死0失点
  5. 岡田 俊哉 1回18球3安打2三振2四死0失点
  6. 松井 裕樹 1回12球0安打1三振0四死0失点

 

先発は則本、ストレートの球威は抜群で相手打者にボールの下を振らせるなど空振りを多く奪っていたが、3イニングで6安打3失点と、内容の締まらない結果となった。

続く牧田も大乱調で、2イニング6安打4失点と課題の残る登板となった。

則本、牧田、増井、岡田はストレートこそ良かったものの、打たれているのはほぼ変化球であり、ほとんど甘いコースや高さに入っていたボールを痛打されている印象である。

実際に台湾打者から13奪三振で三振も多くとっている。

高さやコースの決まっているボールはほとんど打たれていないため、変化球の制球力が今後の課題になってくるであろう。

 

内容

守備面では失策は無く、侍JAPANらしい安定さを見せることができた。

特に平田良介が素晴らしく、スライディングキャッチや右翼から三塁へのレーザービーム(好送球)での刺殺を見せ盛り上げていた。

犠打(バント)は一回しかなかったものの、大野がしっかりと一球目で決めることができた。

 

試合総括

侍JAPANは今年2戦目の試合も勝利を飾ることは出来ませんでした。

とくに一番問題視されているのは『投手陣』です。

台湾選抜の一番バッターは「ヤン・ヤオシュン」といって、ソフトバンクホークスに投手として在籍していたこともあり、今年から読売ジャイアンツにFAで加入した「陽岱鋼」選手の実の兄になります。

ホークスを戦力外になった、しかもずっと投手をしていたヤン・ヤオシュンが一番バッターに座っている時点で台湾選抜のメンバーの力が大体分かりますよね…

事実、台湾代表は今WBCの予選で敗退しており、今回の壮行試合に集まったメンバーは台湾にいる選手のみの選抜メンバーだった為、台湾も本メンバーは揃っていませんでした。

 

その台湾相手に17被安打、8失点という大投壊を起こしてしまったわけです。

 

筆者の考えは、その原因として挙げられるのが変化球の制球力だと思っています。

「空振りを取れる変化球を持っているのに、空振りを取れるところに投げられない」という日本の投手陣の苦戦している様子がモロに伝わってくるのが分かります。

実際、『滑るボール』という影響があり、スライダーやフォークなどが抜け気味になっていました。

則本が打たれたホームランは抜け気味のど真ん中に入ったカットボール、牧田の打たれたホームランも抜け気味のど真ん中に入ったカーブ、増井の押し出しの四球はフォークボール…

 

とこのように、『滑るボール』への対応がまだ出来かねているのが現状です。

 

1次ラウンドの初戦の相手「キューバ」は台湾とは比べものにならないくらいの打線を誇っています。

あと1週間あるので、なんとか対応していってもらいたいですね。

 

3月1日の壮行試合、vs台湾選抜の試合は菅野智之投手(読売ジャイアンツ)の先発が発表されています。

壮行試合とはいえ、やはり負けるのは気持ちのよいものではありません。

日本のエースである菅野投手に何とか頑張ってもらい、勝利を掴んで流れを引き寄せて欲しいところです。

 

 

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